連載 現場で使える!健康教育ツールを開発しよう・2
計画①:健康課題の理解を深め,目標,対象者を明確にしよう
金子 典代
1,2
1名古屋市立大学大学院看護学研究科
2エイズ予防財団
pp.1032-1037
発行日 2007年11月10日
Published Date 2007/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100902
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計画の重要性
連載の第2回は,ツール開発の最初のステップ「計画」についてです。計画段階を綿密に進めることは,より完成度の高いツールを作成するうえでの基礎となります。
計画のはじめの段階では,まず焦点を当てる健康問題とその解決策にはどのようなものがあるかについて理解を深め,開発するツールが健康問題の解決においてどのような役割を果たすのかを考えます。そしてツールの目標と,ツールを届ける対象,また今後どのようなプロセスでツールに盛りこむメッセージを作成していくのか,ツールをどのような機会で活用するのかを考えていきます。また,今後のツール開発のプロセスで誰とパートナーシップを結び,どのように役割分担をし,開発の進行状況をチェックしていくかなどについても確認していきます。
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