編集後記

●灯台下暗し，とはまさにこのこと。私的な話で恐縮だが，今月の巻頭フォトで紹介した牛久市は私の地元である。取材先も，自宅から車で数分の距離だった。こんなに素晴らしい介護予防事業が展開されているとは，全く知らなかった。いずれは地元に戻ろうと思っている身としては，安心して老後を送れそうである。考えてみれば，保健師に関する雑誌の編集者でありながら，自分が住んでいた地域には何人の保健師がいて，どのような保健事業が展開されているのかということは案外知らないものである。まずは身近なところから知っていこうと反省。

　さて，牛久沼の“かっぱ伝説”にちなんで命名された「うしくかっぱつ体操」であるが，その名の通り，参加者は活発そのもの。本当に介護予防の対象者なのかと疑うほど，見た目がお若い。表情の豊かさは，事業効果をそのまま映し出している。