連載 現場で使える!健康教育ツールを開発しよう・3
計画②:ツールを使えるものにするための最後の押さえどころ―MASH大阪による健康教育資材の紹介
金子 典代
1
,
市川 誠一
1
,
辻 宏幸
2
,
後藤 大輔
2
,
塩野 徳史
2
,
鬼塚 哲郎
2
1名古屋市立大学大学院看護学研究科
2MASH大阪
pp.1142-1149
発行日 2007年12月10日
Published Date 2007/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100887
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前回では,ツール開発の計画段階の前半ステップである3段階(健康問題の理解,ツールの目標や対象者の設定方法)について説明しました。今回は,計画における後半ステップである対象者をよりよく理解するためのマーケティングリサーチ,ツールに用いる媒体の選択,ツールを活用する場所や普及させる方法,誰とパートナーシップを結んで開発するのか,どのように評価を行うのかを考えるプロセスを説明します。また,最後に大阪でエイズや性感染症の予防に働きかける地域ベースでの活動を行ってきた「MASH大阪」が開発したコミュニティペーパーを紹介します。ツールが開発された経緯やどのように計画を進めたかに焦点をあて,メンバーへのインタビューをもとに振り返り,ツール開発のステップの理解を深めます。
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