特集 地域ネットワークはこう作る! 実践例に学ぶ連携のノウハウ
各事例から見たネットワーク構築・運営のポイント
山田 和子
1
1和歌山県立医科大学保健看護学部保健看護学科
pp.972-975
発行日 2004年10月1日
Published Date 2004/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100629
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本誌のバックナンバーを見ると,「ネットワーク」のタイトルが初めて掲載されたのが1979年であった。したがって,かなり以前からネットワークについては着目され,その重要性が指摘されていたといえる1)。
ネットワークは母子,高齢者などさまざまな領域で展開され,目的も啓発,学習,個別事例の支援,事業の実施,システムの構築など多様であるが,ネットワークをどのように構築するかについてはあまり論じられていない。しかし,ネットワークそのものではないが,ネットワークの要である会議の進め方についてはまとめられたものがある2)。実践現場では試行錯誤でネットワークの構築が行われているのが現状ではないだろうか。
そこで,本稿ではまずネットワーク構築上の困難を整理し,本特集に掲載された3つの事例から,今後保健師がネットワークを構築するうえで参考になるポイントを示すことにした。
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