PHOTO/PICK UP 「まちづくり」の現場/私のまちづくり・9
写真を通じて見るニュータウンの魅力―千葉県印旛村でのまちづくり/写真による「まちおこし」―写真で気づくわがまちの魅力/ニュータウンでの健康なまちづくり
岡 利実
1
,
テラウチ マサト
2
,
島内 憲夫
3
,
熱田 照夫
4
1USP都市空間研究所
2シー・エム・エス
3順天堂大学ヘルスプロモーション・リサーチ・センター
4印旛村健康課
pp.829-831,880-887
発行日 2004年9月1日
Published Date 2004/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100573
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印旛村は,周辺の3市2村(船橋市・印西市・白井市・本埜村・印旛村)に広がる千葉ニュータウンの一角をなす。かつては農業が中心の地域だったが,近年では都心に通う人々のベッドタウンとして,人口が増加している。
写真があるから思い出せる記憶,思い出せる楽しみ
人は忘れるものである。テレビ放映が始まったばかりの頃,「忘却とは,忘れ去ることなり」というフレーズで始まる人気ドラマがあったと聞く。そんな「忘却」などという言葉を持ち出さなくても,たとえば,「あなたのことずっと忘れないから」といったところで,日に日に印象は薄れていくのが人生だろう。「去る者,日々に疎し」ということわざだってある。人間の記憶とはそんなものだと思う。忘れられるからいいこともあるけれど,忘れたくない大切な思い出もきっとあるはず。
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