研究
脳血管疾患後遺症の中途障がい者に集団形成活動を行った保健師の看護支援―作業所開設に至るまでの事例分析から
佐藤 玲子
1
,
山田 典子
2
,
半田 祐二朗
3
,
平間 チヨミ
4
,
横山 宏美
5
,
小柳 珠美
5
,
坂田 真由美
5
,
池田 陽子
5
,
山本 美樹
6
,
都筑 保子
7
,
増田 京子
7
,
眞船 拓子
8
1帝京大学
2青森県立保健大学
3国際協力機構
4横浜市金沢福祉保健センター
5横浜市中福祉保健センター
6横浜市都筑福祉保健センター
7元横浜市中福祉保健センター
8元新潟大学
pp.1210-1215
発行日 2005年12月1日
Published Date 2005/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100255
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■要旨
横浜市中区の保健師は,脳血管疾患後遺症の中途障がい者への支援を行い,社会参加の場を創出した。地域内に作業所を開設し,障がいをもっていても社会的役割を得られる場となった。保健師は,集団形成活動の過程で,「看護の提供」「活動の推進」「助言」「協働」の4つの看護機能を提供した。活動初期には中途障がい者の会費で運営されていたが,補助金獲得により継続的に毎日活動する組織になった。今後,保健師は看護支援を通して,継続的に活動を「推進」していくことが課題になる。
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