特集 保健師が育てる「地域防災力」
―【県・市町村の取り組み実践集➂】―震災の教訓と日ごろの地区活動が初動対応をスムーズに―洲本市における台風23号水害での保健活動
東 美鈴
1
,
八田 純子
1
,
岡口 千恵美
1
,
佐藤 恭代
1
,
赤松 佳代
1
,
吉野 由実子
1
,
西原 沙織
1
1兵庫県洲本健康福祉事務所(洲本保健所)
pp.395-399
発行日 2005年5月1日
Published Date 2005/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100159
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
10年前阪神・淡路大震災にみまわれた淡路島は,昨年10月に台風23号による大きな被災を受けた(表1)。当所の庁舎や公用車も水没の被害を受けた。台風23号による被災時の活動を振り返ってみると,阪神・淡路大震災の教訓が活かされた点もあったものの,災害の違いにより被災者の状況にあわせての手探りの活動となった。また,被災者のさまざまな相談への対応は,日ごろの活動で連携をとっている関係者とのネットワークが有効に稼動し,活動の充実と継続につながった。
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.