震災医療-来るべき日への医療者としての対応
《その他の災害(水害、NBC災害)》2011年台風第12号による紀伊半島での水害とその対応
岩崎 安博
1
,
島 幸宏
,
加藤 正哉
1和歌山県立医科大学 救急集中治療医学講座
キーワード:
救急医療サービス
,
災害対策
,
内科学
,
和歌山県
,
洪水
,
災害医学
,
台風
,
緊急避難所
,
ドクターヘリ
,
紀伊半島
,
熊野川町
Keyword:
Emergency Medical Services
,
Disaster Planning
,
Internal Medicine
,
Disaster Medicine
,
Cyclonic Storms
,
Floods
,
Emergency Shelter
pp.1050-1055
発行日 2012年12月1日
Published Date 2012/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013059517
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<ポイント>・2011年台風第12号では、山間部の河川流域が被害の中心で、種々の状況から被災状況の早期把握が困難であった。その対応として、DMATを現地に派遣し情報収集を行った。・その結果、医療機関も被災した孤立集落に救護所を設置した。・傷病者は内科的対応を要したものが大半であった。・救護所運営は急性期にはDMATが行い、亜急性期には現地医療機関へ移行した。・多組織が連携したことで、単独の組織に負担を強いることなく救護所運営が行えた。
©Nankodo Co., Ltd., 2012