特集 保健師が育てる「地域防災力」
―【県・市町村の取り組み実践集➁】―日々の保健活動で災害への備えを―滝沢村での周知法
熊谷 多美子
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1岩手県滝沢村健康福祉部基幹型在宅介護支援センター
pp.392-394
発行日 2005年5月1日
Published Date 2005/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100158
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滝沢村は,岩手県の内陸部,奥羽山脈と北上山地との間を流れる北上川中流域北端,県の最高峰で豊かな自然の象徴である岩手山の東南山麓に広がり,県都盛岡市の北西に隣接している。面積は,182.32km2,人口5万2726人,1万9051世帯と,村として人口日本一である(2005年1月末現在)。高齢化率は12.98%で,県内最低である(2005年1月末現在)。
村の特徴としては,盛岡市のベッドタウンとして新興住宅地が増加しており,若年層の転入者が多く,共働き・核家族化が進み,既存の住民と都市住民の感覚を持つ住民が混在し,価値観の多様化,コミュニティ意識の希薄な傾向がある。
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