特集 大規模災害対策における保健婦の役割
[被災地の保健婦の声]
6町を管轄する保健所の保健婦活動
八田 純子
1
,
中野 惠子
1
,
原田 節子
1
,
赤松 佳代
1
,
山口 薫
1
,
蛯原 千恵
1
,
野口 円
1
,
佐藤 恭代
2
1津名保健所
2洲本保健所
pp.703-707
発行日 1995年9月10日
Published Date 1995/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901207
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
平成7年1月17日午前5時46分,震度7という大地震が淡路島を直撃し,淡路島北部に位置する当保健所管内6町いずれもが被災した。なかでも北淡町,一宮町の被災状況は私たちの想像をはるかに超えたものであり,避難所での生活を余儀なくされた被災者が5000人を超えた。保健婦は避難所の巡回健康相談が必要であると判断し,看護体制を整えながら被災の規模の大きかった北淡町を中心に活動を展開した。
![](/cover/first?img=mf.1662901207.png)
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.