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【緊急レポート】
台風12号による奈良県南部水害における継続調査報告
Report: An ongoing survey on 2011's Typhoon No.12 in Nara
堀内 美由紀
1
,
松清 由美子
2
Miyuki Horiuchi
1
,
Yumiko Matsukiyo
2
1畿央大学
2久留米大学
pp.91-93
発行日 2013年12月25日
Published Date 2013/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7008200011
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1.はじめに
平成23年8月に発生した台風第12号により、奈良県南部も、約1,800カ所の土砂崩れとそれに起因する閉塞河川16カ所(土砂ダム4カ所)、死者14名、行方不明者10名、負傷者6名、住家被害188件と甚大な被害を受けた(平成24年3月1日現在:奈良県HPより)。調査調整部は12月、幹線道路の不通で孤立を経験、発災から3か月が経過し仮設住宅への入居が始まった山村被災地で、初動調査を実施した。地域住民の結束の強さという地方型災害の特徴が確認された一方、高齢化率40%超える村落であり、長期にわたる避難生活が住民の健康に与える影響が危惧された。
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