特別企画 わが校の新カリキュラム—三重県立大学医学部付属高等看護学校の現状をさぐる
論稿 新カリキュラム実施における基本姿勢
岡田 幸子
1
1三重県立大学医学部付属高等看護学校
pp.2-6
発行日 1969年10月1日
Published Date 1969/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908898
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保助看指定規則が改正されて3年。高等看護学院では,それぞれの実情に応じて新カリキュラムが定着しているものと思われる。各看護学院では2年生が新カリキュラムを受けた第一期生ということになろう。ここに,ひとつの実施校を紹介する。三重県立大学医学部付属高等看護学校である。ここの学生たちは,2年生を中心に,8月上旬に名古屋で行なわれた第12回全国看護学生連盟大会のカリキュラム分科会でひとつのレポートを発表した。学生たちの手になるレポート内容は,新カリの作成経過,教育方針,カリキュラム内容の分析,学生たちの意見,教務および院外講師へのインタビューとにわかれている。多くの学生たちが受身で教育を受けている看護学院にあって,積極的に取り組む姿勢は新カリキュラム深化のひとつの方向といえよう。
そこで,県立三重高看の新カリキュラム実施状況,内包する諸問題,展望など教務,学生双方にわたっての検討点検をご紹介しよう。
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