特集 高等学校衛生看護科・その1
論稿 暖かい支援をうけて
高山 志津子
1
1岡山県立津山東高校
pp.14-16
発行日 1968年11月1日
Published Date 1968/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906083
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話を進めるにあたって
岡山県立津山東高等学校衛生看護科は昭和40年4月設置。神奈川県立二俣川高等学校におくれること一年。岡山県は県立高等学校衛生看護科を昭和40年4月県北に一,県南に(県立倉敷中央高等学校)一として設置した。
病院のベッド数の増加にともなう看護婦不足は医療界の一般的傾向であろうが,学校所在地域においてもしかり。その期待は大きく本校衛生看護科の設置意義とその責務の大であることを感じる。ついてはその期待に添うだけの教育をどうして行うかということである。しかし准看護婦養成学校の類例はあるにせよ,それだけを唯一の類例として出発した学校にとっては全く無よりの出発に等しかった。昭和41年5月文部省より教科・科目指導参考例がでてようやく軌道にのった近況ながら,なお幾多の問題を持つ衛生看護科である。他の諸学科が創設何十年の歴史をもちながら,なお論義がなされていることを思えば当然のこととは申せ,これからの同科のしっかりしたふみかために力を尽しきりたいと考えている。
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