特集 地域看護学教育
施設外での実践能力向上を目標とした地域看護学教育の現状
矢本 美子
1
,
松本 比佐江
1
,
川西 千恵美
1
,
川畑 摩紀枝
1
,
祖父江 育子
1
,
河井 泉
1
,
野﨑 香野
1
1神戸大学医療技術短期大学部看護学科
pp.334-339
発行日 1988年6月25日
Published Date 1988/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908517
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本学の授業の特徴と地域看護学実習Bの新設
本学は,医療の高度化,医療技術の多様化に対応できる医療技術者の,基礎的領域の教育を目指している.また,医療技術者間の職務の理解と協調性を,学生時代から培うことを目的とし,それを具体化するために,指定規則にない科目を開講して現在に至っている.
現行の教育課程でそれらを紹介すると,必修科目として,一般教育科目では情報科学概論が30時間である.専門教育科目では,共通特論4科目(心身医学60時間,救急医学60時間,予後管理医学60時間,医療運動学30時間)がそれであり,看護・衛生技術・理学療法・作業療法学科の同一年次生に対して,同時間帯に同じ教室で講義をし,本学の授業を特色づけている.選択科目として,看護学科は,臨床血液学30時間,臨床検査15時間,放射線医学15時間,食事療法30時間,臨床生理学30時間,日常生活動作15時間を開講し,学生には受講をすすめて,看護職者として活躍する将来にそなえさせている.
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