特集 学内実習
地域看護を重視した実習プログラム—きめ細かで効率的な学内実習をめざして
川西 千恵美
1
,
川畑 摩紀枝
1
,
祖父江 育子
1
,
多淵 芳樹
1
,
津田 紀子
1
,
新田 麗子
1
,
野崎 香野
1
,
細川 順子
1
,
前田 和美
1
,
松本 比佐江
1
,
矢本 美子
1
,
渡辺 和子
1
1神戸大学医療技術短期大学部看護学科
pp.782-790
発行日 1987年12月25日
Published Date 1987/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908460
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はじめに
医療技術の革新は,医療界に急激な高度化・拡大化をもたらした.医療の各分野では,業務の分化が進み,看護分野においても,看護業務と直接的関連のある職種として,社会福祉士,介護福祉士の制度化をみた.次いで臨床工学士のライセンスも生まれようとしている.
今,看護基礎教育も3年という修学年限の枠規定の中で,カリキュラムの過密度は極限に達している.看護教育の短大化や現代社会の医療福祉によせる期待に応じるために,3年間に修めようとする教授内容は,ますます膨らみ,パニック現象をきたしている.技術教育こそは,きめこまやかにあることが必須の要件であるにもかかわらず,教育方法の改善の手だてを加えても加えても難題があとをたたない.
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