調査・研究
災害医療・看護に関する授業設定についての一考察―神戸大学医療技術短期大学部看護学科卒業生の調査を通して
矢本 美子
1
,
清水 美生
1
,
中西 泰弘
1
,
井上 三千世
1
,
中田 康夫
1
,
先水 孝
1
,
細川 順子
1
,
野﨑 香野
1
1神戸大学医療技術短期大学部
pp.567-570
発行日 1996年7月25日
Published Date 1996/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901413
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はじめに
神戸大学医療技術短期大学部看護学科は,1982(昭和57)年4月に第1回入学生(1学年定員80人)を受け入れ,1995(平成7)年3月までに847人の卒業生を送り出した.
1995年1月17日の大震災では,学舎の壁や床面,屋根に多数の亀裂が入り,校庭には隆起,陥没が生じる被害を受けた.当時,卒業生のうち570人(67%)が兵庫県南部,大阪府下,京都府南部に在住しており,個人として看護専門職者として,相当数の者が影響を受けたと思われた.
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