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看護学生の臨床実習に対する意識の実態
菊地 本子
1
,
米田 恵美子
1
,
板垣 和子
1
,
堀川 吉恵
1
,
宮川 豊恵
1
,
宮崎 智恵美
1
,
山崎 由紀子
2
,
大杉 郁子
2
1帯広高等看護学院
2元帯広高等看護学院
pp.614-623
発行日 1987年10月25日
Published Date 1987/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908429
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はじめに
臨床実習という形態による学習方法は,看護婦に必要な資質能力を啓発し,基本的な態度を形成する点でその意義は大きい.そのため,本学院での臨床実習は,各授業科目に位置づけて実施している.
臨床実習は,看護の機能・活動特性から,学生達が諸事象を認識したり,意思決定する際に,常に患者中心の思考や発想の転換を求めながら展開してゆく.選択の余地のほとんどない複雑な人間関係の中で展開してゆく臨床実習は,学生達の社会的成熟を促す一方で,非常に大きな不安やストレスの誘因ともなりやすい.
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