調査・研究
看護学生の実習着の取り扱いについて―関東地区における実態調査
西山 智春
1
,
岡部 幸枝
2
,
柴田 静子
3
1群馬大学大学院教育学研究科
2千葉県衛生部医療整備課
3前:国立高崎病院看護部
pp.435-439
発行日 1995年5月25日
Published Date 1995/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901119
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はじめに
最近,医療施設における院内感染の問題がクローズアップされ,病院内において対応しなければならない重要なテーマの1つになっている.患者のおかれた環境をより清潔に維持するためには,医療スタッフのユニフォーム並びに手指が感染源にならないよう鋭意努力することが要請されている.
一方,看護婦養成課程において臨床実習は必須の領域であり,汚染された病院内における患者および環境と常時接しなければならないことは周知の事実である.今日では,病院内における看護婦の着用する白衣(看護衣)の汚染度に関するいろいろな実態調査が行なわれ,看護の実際の場でそれに対する対応処置がとられている.しかし,看護学生に関する同様な検討はほとんどないように思われる.
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