講座 日本の看護の歴史・1
前近代
はじめに/原始の生活と看護 [1]縄文時代の生活と健康の維持/[2]弥生時代の生活と健康
遠藤 恵美子
1
,
坂本 玄子
2
,
加藤 文三
3
,
高橋 政子
4
,
上坂 良子
5
,
渡部 喜美子
6
1都立医療技術短期大学
2教育科学研究会(身体と教育部会)
3歴史教育者協議会
4看護歴史研究会
5昭和大学付属烏山高等看護学校
6元:東京都立鷺宮高等学校
pp.492-499
発行日 1987年8月25日
Published Date 1987/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908410
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私たちは,看護の歴史をまとめてゆくたびに,その背景となる政治,経済,文化を総合した一般通史の明確な認識のないことを悩んでいた.
1984年,看護歴史研究会主催の例年の看護歴史教育ゼミナールで,日本史に関するすぐれた著書の多い加藤文三先生に,特別講演をお願いした.「歴史を教えるということは,どういう意味があるか」という,いかにも教育実践家としての先生らしいテーマであった.そのあと,先生に触発された私たちは,日本史の流れを認識してゆくための学習会を請うて,毎月1回,先生の家に集まるようになり,これは今日まだ続いている.
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