看護教育学の体系化をめざして・12
看護教育学の教育学的研究—むすびにかえて
杉森 みど里
1
1千葉大学看護部
pp.500-507
発行日 1987年8月25日
Published Date 1987/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908411
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看護教育学講座における研究内容
看護教育課程論の中で,大学のカリキュラム,大学および短大からの編入カリキュラム,3年課程および2年課程短大,同じく各種学校の教育課程の編成は省略した.看護教育方法論の中では,各科教育法,特に教科教育指導案の作成については省略した.前者は教員養成講習会の必須科目であり,後者は,教職課程を選択する学部3年生の必須科目である.両者ともに重要な科目であるが,紙面の都合などで,省いた.
さて最後に看護教師論が残った.講座研究や修論研究から浮かび上がる,求められる教師像について述べる予定であったが,そのためには,看護教育学講座における研究内容を紹介しておく必要にせまられる.そこで,今回は看護学教育の教育学的研究を,3年にわたって提出された修士論文に沿って紹介し,その知見が,どのような意味を持つかについて述べる.
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