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ケース・スタディ評価と実習評価に関する研究
藤野 文代
1
,
石毛 栄子
2
,
佐藤 とく代
2
,
安藤 恵津子
2
,
太田 ちどり
2
1東京女子医科大学看護短期大学
2東京都立松沢看護専門学校
pp.233-237
発行日 1987年4月25日
Published Date 1987/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908369
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はじめに
高橋はケース・スタディの目的を‘看護過程を系統だてて実施することを学ぶ.研究的態度を身につける’としている1).われわれもこの考え方を参考にして,2年生の後期から3年生の前期にかけて,ケース・スタディを実施した.その目的を‘看護上の問題を理論的に解決できる能力を養い,研究的態度を身につける’とした.
ケース・スタディの一連の流れは,まず,成人II期実習開始後,早期にオリエンテーションを行い,目的・目標・方法を説明した.8週間の実習期間中に学生は2-3例のケースを受け持つが,そのうちどのケースを論文としてまとめるかは,学生の希望通りにした.
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