特集 老人看護教育・その2
‘老人’の価値観,老化の個体差の理解を—小手先の知識・技術では役立たない老人看護
島田 妙子
1
1東京白十字病院
pp.83-87
発行日 1984年2月25日
Published Date 1984/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907933
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はじめに
老人看護教育について何を望むか,自由に書くように依頼されて困ってしまった.看護教育については全くの素人であり,教育カリキュラムについての基礎知識も持ち合わせていないのである.その上,看護教育に直接・間接的にもかかわりが少ないので,やぶにらみの教育論になりやすいのである.
ペンを取ることは気がすすまないままに時間が過ぎてしまった.我々には理解しがたい‘老人’に対して,‘老人’に付き合ううちに学んだ‘老人’理解から,看護教育を意識しないで雑談を書いてみたいと思う.
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