「規則の破れるナースになってもよいのでは」

　藤田先生はこれまで一貫して助産婦として，臨床の場でまた教育の場で活躍を続けてきており，日本看護協会助産婦部会の役員を務めるなど幅広い活躍をしてきている．

　先生が助産婦部会の書記長に就任したのは，20代の若さだった．‘一緒に仕事をした方たちは，仕事の面でも人間的にも優れており，みんな大人物といえる人たちで，若い未熟な私を愛情を持って励まし，いたわり指導してくれました．今になっても，いつも素直な気持ちでいられるのは，このときの人間性にふれて育てられてきたことが大きく影響しています’という．