特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第8集
免疫学的検査
免疫血液学的検査
不規則抗体
石丸 健
1
,
佐藤 進一郎
1
,
池田 久實
1
1北海道赤十字血液センター
pp.496-499
発行日 2010年10月30日
Published Date 2010/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104823
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不規則抗体とは,抗A・抗B以外の赤血球同種抗原に対する抗体の総称であり,抗原刺激によって産生される免疫抗体と産生原因が不明な自然抗体の2つに大別される.このなかで臨床的に重要な不規則抗体のほとんどは前者の免疫抗体であり,溶血性輸血副作用(hemolytic transfusion reaction:HTR)や新生児溶血性疾患(hemolytic disease of the newborn:HDN)に関与する.
本稿では不規則抗体の臨床的意義を中心に,その検出方法と検査の進め方について概説する.
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