特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第7集
免疫学的検査
免疫血液学的検査
不規則抗体
石丸 健
1
,
加藤 俊明
1
,
池田 久實
1
1北海道赤十字血液センター検査部
pp.482-485
発行日 2005年11月30日
Published Date 2005/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101875
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不規則抗体とは,規則的に検出される抗A・抗B以外の赤血球同種抗原に対する抗体の総称であり,抗原刺激によって産生される免疫抗体と産生原因が不明な自然抗体の2つに大別される.この中で臨床的に重要な不規則抗体のほとんどは前者の免疫抗体であり,溶血性輸血副作用や新生児溶血性疾患(hemolytic disease of the newborn:HDN)に関与する.
本稿では不規則抗体の臨床的意義を中心に,その検出方法と検査の進めかたについて概説する.
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