連載 看護学教育を考える・9
看護概論の講義を通して考えること
合田 冨美子
1
1岡山県立短期大学
pp.180-181
発行日 1983年3月25日
Published Date 1983/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907806
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看護教育に携わって,いつの間にか20年が経過した.見様見真似で出発し,無我夢中だった日々を過ごし,その間,怠惰にも教育学の書物をひもとくでもなく,思索を凝らすでもなく,ただ毎日の経験を積み重ねてきたにすぎなかったが,歳月のもたらしたものか,今ではなんとなく‘教育とはこんなものではないか’という1つの考えが定着してきている.
新カリキュラムの実施以来,看護概論を担当してきたが,この看護概論の講義においても,いくらかの経過を経て今日に至っている.ここで,私の看護概論の講義内容とその意図するところを述べ,その方法について考えてみたい.
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