Japanese
English
特集 個を生かす教育への歩み
Ⅰ.看護教育の現在
講義 教育方法としての有効性を考える
How Good is the Lecture as a Teaching Method?
JEAN HAYTER
1
,
小野 和男
2
1ケンタッキー大学看護学部
2京都市立看護短期大学
pp.12-18
発行日 1980年1月25日
Published Date 1980/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907405
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訳者まえがき
教育とは,ラテン語の《educale》(引き出す)からも理解されるように,‘教える’ということではなく,学ぶ者の可能性や能力を引き出すことである.私は毎年,いちばん初めの講義にあたって,‘これまでの学校では,教えたり教えられたりしてきたであろうが,これからは自ら学ばなけれはならない.我々は講義はするが,皆とともに学ぶのであって,あくまでも理解を助ける協力者であり,プロモーターである’という意味のことを強調して話すようにしている.
学ぶ主体である学生の手助けをする立場にある教師として,実地指導はもとより,教室での講義に際しても,いかにして学生に,より興味を抱かせるか,学んで更に極めようとする意欲(やる気)を起こさせるか,すなわち主体性をもって学ぶ学生をいかに育てるかに心を砕く毎日である.
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