教育技法研究 救急看護の展開・3
住民教育への参加を試みて
田中 由紀子
1
,
高原 美樹子
1
1福井県立短期大学
pp.176-179
発行日 1983年3月25日
Published Date 1983/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907805
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一次救命処置は,一般住民が身につけてこそ価値が高いものである.また看護学生であれば,これを身につけているのは当然であり,さらに住民教育の役割をも担うべきであることは,前にも述べたとおりである.
一次救命処置の住民教育は現在,日本赤十字社を中心に各消防署などが行っているが,まだ浸透しているとは言い難い.また,間違った常識も依然として幅をきかせている.このような状況の中で,住民教育の機会が得られたので,その必要性を再認識し,それへの役割意識を高めることをねらって,学生を参加させてみた.
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