特集 情報科学教育 看護とコンピュータ
グラフ 京都大学医学部付属病院でのコンピュータ導入
pp.307-309
発行日 1982年5月25日
Published Date 1982/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907682
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京都大学医学部付属病院(以下‘京大病院’)では,医療に関する情報量の増大とそれに伴う病院機能の低下に対応するため,1977年から情報処理システムを稼動し始めた.そして1980年1月には,‘病棟・病歴システム’(病棟システム)が24時間を通してサービスを続けるようになった.
京大病院の導入したコンピュータは,6台のミニコンピュータによって構成されており,プログラムはアメリカ合衆国のマサチューセッツ工科大学で開発したものを土台としたMUMPS言語を用いている.このシステムの対象となっているのは,看護部門をはじめ17の病棟,中央診療施設,薬剤部,事務部,病歴管理室で,これらのセクションに合計40の回線が接続され,各種の医療情報の交換やデータベースの共同使用が可能となった.
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