看護教育随想
死の断崖を超えて—看護および看護教育の見直し・問い直し
黒川 肇
1
1鹿児島中央看護専門学校
pp.739-745
発行日 1980年12月25日
Published Date 1980/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907498
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山に入る者,山を見ず—体でわかった看護と看護教育の重要性
私どもは,どっぷりとその中に浸りこんでいると,いつのまにかそのものの姿がわからなくなってしまうものである.
私自身,看護教育の現場の中にいて,確かにそうであった.なるほど,平素よく学生たちに看護の尊さや重要性を説いた.父兄や世間にも看護教育の重大さを訴えた.それは自分が看護学校の職員でもあるし,なお朝夕に相当な苦労もしているのだという実感も伴っていたものである.
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