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3年課程における抄読会の教育効果について—抄読会実施後1年を経過して
福地 昌子
1
,
副田 峰子
1
,
石橋 恵美子
1
1佐賀県立衛生専門学院看護科
pp.489-494
発行日 1979年8月25日
Published Date 1979/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907356
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はじめに
看護婦に豊かな教養と専門的知識が要求されている.また,看護界では看護の理論とか科学に対する理解のなさがいわね,看護の理論化の必要が叫ばれている.看護婦が理論や科学に強くなるための1つの手段として,‘本を読む’ということが挙げられるのではないだろうか.
現代の若い人は,身近に本が手に入り,本に親しむ環境の中で育ってきた.本に親しみ,読書力を身につけることは必要で,かつ重要なこととして幼い時から,いかに本に親しませるかという働きかけを受けてきた.そのように育ってきた学生に,どのようにしたらその読書力を維持し、またはより以上に伸ばすことができるか,それはある程度教師に課せられた課題ではないだろうか.
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