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‘清潔の援助’の学習・教授計画—洗髪を展開して
平 玲子
1
,
入沢 みち子
1
,
遠藤 光江
1
,
大石 浩子
1
,
重松 みゆき
1
,
曽根 愛子
1
,
力丸 澄子
1
1住友病院付属高等看護学院
pp.483-488
発行日 1979年8月25日
Published Date 1979/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907355
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はじめに
教育とは学習者を主体とし,その活動は学習者の行動に,ある変容をもたらすプロセスである.当学院では学習者が効果的に学ぶために,看護技術の指導において,教案,チェックリスト,学内実習と試行錯誤を重ねてきた.その過程を省みると,教授内容の確認はしても,教授方法・学習方法の検討は不十分であり,技術の到達レベルも不明確であった.それは学内実習で多くを要求しすぎることになり,また学習者がそれぞれの段階での到達度がわからないまま,次の段階へと進んでしまい,常に未達成の思いを抱くという現象がおきている.
そこで学習者自身が目標を明確に理解して学ぶために,行動目標の具体化を図った.また,当学院の教育目標と教科の目標との関連を明確にし,学内実習と臨床実習の到達レベルを設定した.あわせて目標達成のための効果的な学習方略,教授方略,および評価について検討したので,看護総論の洗髪について発表する.
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