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全国高等学校衛生看護科における臨床実習指導の現状と問題点
津島 律
1
,
大和田 恵子
2
1弘前大学教育学部特別教科(看護)教員養成課程
2青森県立黒石高校衛生看護科
pp.495-504
発行日 1979年8月25日
Published Date 1979/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907357
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はじめに
高等学校衛生看護科において,今日,看護実習として20-27単位の標準単位数1)が示されている.この場合,校内実習と病院における臨床実習の単位数がはっきりせず,その実情も十分明らかにされているとはいえない.昭和51年12月の教育課程審議会の答申に基づいて検討された新指導要領では,看護臨床実習として10単位3)と示されている.校内実習に係るもの4)を関係の各科目の内容に移し,校内実習および関係学科目と臨床実習を一体化して指導できるように改訂が図られている.昭和57年度から新指導要領に基づいて施行されるのであるが,看護教育のなかで大きな比重を占めている臨床実習の現状を明らかにし,今後の看護臨床実習の指導上の示唆を得たい.
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