書評
『臨床論文デビュー 抄読会“最短・最速”攻略術』
吉川 泰司
1
1鳥取大学心臓血管外科
pp.965
発行日 2024年10月1日
Published Date 2024/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kyobu77_965
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- 文献概要
本書は忙しい研修医のために,臨床論文を効率よく読む方法や抄読会での発表のコツを図解やイラストを用いてわかりやすく解説しています.ほとんどの研修医は,これまで臨床論文の読み方を体系的に学んだ機会はなかったでしょう.しかし,evidence-based medicine(EBM)が現代の医療の基本的な考え方になっている臨床現場で,臨床論文から知識を蓄え,最新の研究成果に基づいた医療を実践することは,研修医にとっても責務といえます.突然臨床の荒波にさらされる研修医にとって,実践的な内容が多く,論文の選び方から読み込み方,プレゼンテーションまでの一連の流れが学べる本書は,まさに最短・最速に臨床論文の読み方を学べる攻略本といえます.
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