連載 がん看護実践者としての私を誇りに思う ~ゆうがや会のこぼれ話~ 【2】
「後で読もう」「そのうちに」ってありませんか? ~ゆうがや会の論文抄読会の紹介~
中村 正子
1
,
藤澤 恵児
2
,
城 亜希
3
1京都看護大学,愛知医科大学大学院医学研究科緩和・支持医療学
2愛知医科大学病院NP部
3淡海医療センター緩和ケアチーム
pp.778-781
発行日 2023年11月1日
Published Date 2023/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango28_778
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1.はじめに
看護の論文の抄読会と聞くと,どこか取っつきにくい印象をもっておられませんか? 興味のある論文をみつけても,読むことを後回しにしてしまう人や,日本の看護と海外の看護を比較して読みたいと思う人もいるかもしれません.思いきって読み始めても,むずかしい言葉に出合うとそこで行き詰まってしまったり,読まなければならないと思う気持ちと,むずかしいのでつらいなと思う気持ちがありませんか? そのようなジレンマを抱える人は一人だけではないと思います.
そこで今回は,毎月1回30分オンラインで夕方にワイワイがやがやと実施している,ゆうがや会の「論文抄読会」についてご紹介したいと思います.「1回30分」とは,忙しい大人専用のフィットネスジムのキャッチフレーズみたいですね.そのような忙しい大人が会員の中心である「ゆうがや会の論文抄読会」が誕生するまでのプロセスを,紐解いてお話しいたします.皆さまが看護学の論文に触れる,一つのきっかけとなれれば幸いです.
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