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臨床実習の初歩—わたしの経験的臨床実習指導論
野島 良子
1
1京都大学医学部付属病院
pp.209-216
発行日 1975年4月25日
Published Date 1975/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906873
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臨床実習の外的条件と内的条件
看護の臨床実習という教育は,浣腸や注射の仕方,身体の支え方や安楽な姿勢のとり方などという,看護に必要な基本的な技術の習得や,それへの習熟を,ひとつの媒体として,援助する人としての‘私’と,援助される人としての患者の関係の,総体としての成り立ちを,学生に認識させることを目的とした教育であると,わたしは,以前の論稿で述べたことがあります.
臨床実習指導を担当する教師の役割は,それ故,患者と学生の真の出会いを準備するところにあるのだ,と.1)
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