私の発言
病気の食事から病人の食事へ
竹内 恭子
1
1東京医事管理センター
pp.657-660
発行日 1978年11月25日
Published Date 1978/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907260
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患者の疾病治療にあたっては,診療・看護・栄養の各部門がいずれも強力な医療チームとして密接な連係のもとに,バランスのとれた機能を発揮してこそ,よりよい医療が行えることは周知のことです.ところが,現実には,特に栄養士のウエイトランクの低さが問題にされることが多いのです.栄養士間では,そのような問題は討議をすると同時に,栄養士自身の臨床面での力をつける必要があること,そのための学習・教育について研究を重ねております.ですから,従来の賄い的な,生気のない栄養課や食養課とよばれる職場の零囲気はなくなってきています.
私は医療チームの一員としての栄養の仕事をするようになって,わずか2年余りにしかなりませんが,少なくとも,医療従事者の1人として,十分活用していただける栄義士であるべく,自分自身を教育する努力を続けております.
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