いま教育現場では・7
看護制度について/教育学の立場から—ゾルレンとザインの関係について
岩井 陽子
1
,
鈴木 俊作
2
1旭中央病院付属高等看護学院
2千葉保育専門学院
pp.679-684
発行日 1977年11月25日
Published Date 1977/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907152
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‘看護のあるべき姿’といったことを考えていくと,当然看護制度の問題にふれることになります.同時に制度の問題は,一現場人が論ずるには,少々荷が重すぎるということも正直な感想です.しかし,この問題をぬきにした看護論はありえませんから,日ごろ考えていることをフランクに書き連ねることで,問題提起をしてみたいと思います.
世の中が複雑化していくのと歩調を合わせて,そこで要請される医療も高度化してきています.そのような傾向の中で看護の役割が変化してくるのも当然で,今日,看護は単に患者を治療するという従来の目的だけでなく,すべての人間の健康を保持する,といった面が大きくクローズアップされてきています.
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