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事象から理論化へと帰納的体験学習を試みた実習ゼミナールの1例
立山 正子
1
,
鎌田 孝子
1
,
宮越 不二子
1
,
佐藤 洋子
1
1秋田大学医学部付属看護学校
pp.613-617
発行日 1977年10月25日
Published Date 1977/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907141
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はじめに
一般に,学生は臨床実習に対しては受動的になりやすく,自主的・自発的な学習になりにくい欠点を示している現状を改善する試みとして,昭和47年度より実習ゼミナール(以下‘ゼミナールと省略)による学習を導入した.
ゼミナールは臨床指導教官のもとで行われることが原則であり,学習の場も病棟内に設定してきた.47年度当初のゼミナールの内容は,そのほとんどが実習の反省会であったり,指導者の体験談,もしくはそれをもとにしたアドバイスにとどまっていた.
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