Japanese
English
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臨終—患者の観点から
Dying-From the Patient's Point of View
Elisabeth Kübler=Ross
,
継 茂
1
1三浦市立病院内科
pp.746-748
発行日 1976年12月25日
Published Date 1976/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907047
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私は過去10年にわたって,労を共にしようとするものの少ない,死の苦闘を戦っている臨終患者を数百人観察し,その相談にのり,助力する機会を持ってきた.彼らの肉体は癌その他の悪性疾患に対する戦いを放棄しようとしており,彼らは生の最後の数週間か数か月の苦闘を続けていた.
私は最初の著書“死と臨終について”1)の中で,医学,神学,社会事業,そして看護の学生たちのためのカリキュラムの中に死に関する論題を採り入れるにあたって経験したいくつかの困難な点を述べておいた.その時以来我々は危篤状態にあった小児や成人の数百人に面接することができたが,本論説では彼らから学んだ教訓のいくつかを読者と分かち合いたいと思う.
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