特集 死後のケア—基本技術と家族への配慮
私が望む臨終のケア—病に直面して
広谷 恵子
1
1綜合病院社会保険徳山中央病院健診センター
pp.142-145
発行日 2001年2月1日
Published Date 2001/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903667
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当院は瀬戸内海を臨み,周南コンビナート地帯を見下ろす人口約25万地域にある,ベッド数500弱の急性期総合病院です.私はこの常に忙しくも楽しい病院に勤めて25年,現在は健診センターの婦長として勤務しています.
昨年,私は思いがけず病,そして死と直面しました.苦しい状況からやっと抜け出したとき,この体験を若いナースたちに伝えたい,という思いがわきおこりました.患者の心を癒す看護とはなにか,さらにはひとりの患者として望む死後の処置について,病の床で考えたさまざまな思いを書きつづってみようと思います.
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