第1回四大学看護研究会研究報告
研究報告・2—高等学校衛生看護科学生の実態と動向について
松岡 淳夫
1
,
内海 滉
1
,
鵜沢 陽子
1
1千葉大学教育学部特別教科(看護)教員養成課程
pp.479-486
発行日 1976年8月25日
Published Date 1976/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907013
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緒言
1963年,神奈川県下に衛生看護高校が設置されて以来,全国の高等学校衛生看護科の数は126校にのぼる.これは,はじめ厚生省医療制度調査会が1963年に‘看護教育の振興のため,その教育機関を学校教育法上の学校,すなわち,大学・短大・高専・高校のいずれかに包含する必要がある’とした答申に呼応して,実施されたものであった.従って,高校衛生看護科は,高等学校と看護婦養成のために必要な指定基準を充足し,両者の目的を兼ね備えた教育を実施している.
一方,1966年以来,全国4か所の国立大学教育学部に,特別教科として看護教員養成課程が発足したのは,これら看護高校の教員を養成し,その充足を図ることを目的としており,着々としてその成果を挙げつつある.
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