特集 准看,進学コースでの教育はいま
高等学校衛生看護科のいまとこれから
中尾 優子
1
1佐賀清和高等学校衛生看護科
pp.834-838
発行日 2011年10月25日
Published Date 2011/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101891
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高等学校における看護教育は,進学率の向上にともない,高等学校教育の多様化の必要性,女性の職業分野への進出,そして看護職員の不足等当時の社会背景のもとで,1964(昭和39)年に衛生看護科が設置され准看護師養成が開始された。その後1968(昭和43)年には卒業後の継続教育機関として専攻科が設置されて看護師養成が開始され,また,2002(平成14)年度から5年一貫教育が開始。さらに2003(平成15)年度より看護師等の資格取得を目的としない教育課程も可能になった。
本校は,1911(明治44)年に設立開校され,今年創立100周年を迎える。現在は特別進学科,探究文理科,普通科,情報ビジネス科,衛生看護科と多様な学科を有している。衛生看護科は1975(昭和50)年に設置され36年の歴史をもち,数多くの人材を輩出してきた。定員は現在30名だが,設置当初は1クラスが50名以上の大所帯になることもあった。
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