愛知県立看護短期大学における看護教育の現況
Ⅶ.成人看護学指導の展開—その3.現在までの指導・展開
高橋 百合子
1
,
杉野 佳江
1
,
藤間 公子
1
1愛知県立看護短期大学
pp.381-392
発行日 1973年6月25日
Published Date 1973/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906682
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はじめに
本学における成人看護学の展開の状況については,まことにつたない内容ではあるが,本学の特色でもある客観的諸条件1,2)を十分に考慮して,現状に至るまで若干の分析と考察を加えながら,簡単にその概要のみをお伝えしたわけである.私どもは,本学のもっている特色を生かすように前向きに努力をして,実習計画(指導内容,指導方法,その他含む)─実施─その結果がどうであったかなど,日浅い今日の時点で,その歩みの過程の中から発見された問題点,考慮を要する多くの事項など,分析可能なものは解明するように,幾つか日標達成のために現在さらに検討,研究中でもある.
今回は第一看護科(以下一看という)の最終実習について,実習目的・目標・実習方法など,学生は最終実習を実際に学習して,何を学び得たであろうか,また学生はこの実習をどのように受けとめているのであろうか,実習施設では,どのようにお考えになっておられるのかなどについて簡単に記す.なお第二看護科(以下二看という)の学生については,一看の最終実習に該当する実習方法は現時点では採択していないことを申しそえておく(実習期間,入学前の学習状況,その他を考慮して現在では採択していない).
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