愛知県立看護短期大学における看護教育の現況
Ⅹ.看護学総論指導の展開と考察・3—看護概論を中心として看護技術および看護実習へ
高橋 百合子
1
1愛知県立看護短期大学
pp.602-608
発行日 1973年9月25日
Published Date 1973/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906708
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はじめに
本学における看護学総論指導の展開については,看護技術に対する考え方,看護技術教育の目標,看護技術の展開の概要,学内看護実習の1例(基本的看護技術のまとめとして,患者の条件設定を担当教官が行ない,生活の援助を中心とした看護ケアを,患者の状態,限られた時間で,実習計画を立案し実施させた内容),および学外看護実習の展開などは既に本誌7月号,8月号と2回にわたって情況を報告したので,今回は看護学総論の概略のみ報告をする.
看護学総論(以下総論という)は第一看護科(以下一看という)第二看護科(以下二看という)ともに看護概論(以下概論という),看護技術(以下技術という),看護実習(以下実習という)の3分野から成り立っている.開講時期・単位数については表1に示すとおりである.
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