愛知県立看護短期大学における看護教育の現況
Ⅸ.看護学総論指導の展開と考察・2
杉野 佳江
1
1愛知県立看護短期大学
pp.535-543
発行日 1973年8月25日
Published Date 1973/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906700
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はじめに
本学は,当県下において,一般教養の高い理解力・判断力を持った看護婦を育成することが強く要請されて発足し,はや5年を経過した.第一看護科3年課程,第二看護科2年課程と,2コースを持つ短大であることは,すでに昨年度より本誌に発表されたとおりである1,2).
看護は実践の科学であり,看護技術は理論として定着づけられるだけでなく,いかに実践するかが技術本来の目的であると考え,開学以来その方向に努力を続けてきたつもりである.しかし看護技術はどう教えるべきかについては,看護短大としての体系が一応整えられつつある日浅い今日では,まだ科学的な実証を伴った内容の1つ1つを発表するまでには至っていない.
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