教育月評
教育の変質と時代
伊ヶ崎 暁生
1
1国民教育研究所
pp.42-45
発行日 1971年4月25日
Published Date 1971/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906449
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
激動する教育界
昨今日本の政治も司法も,そして教育も大きくゆれ動いております。京都,東京ばかりでなく大阪にも現与党,政府に反対の姿勢をはっきり示した革新知事が誕生しました。司法界は40年前をおもい出させるように—昭和7年11月には東京地裁判事4名が「司法官赤化事件」で逮捕され懲役刑にされた—司法修習生や裁判官補の裁判官任用で差別がおこなわれ大問題となっています。
また,ここ15年ほど,日本の教育をめぐって法律学専攻の友人が,フランス留学からかえって「日本は学校戦争の状況にある」といったように教育についての保守,革新の対立はきわめてきびしいものがあります。
Copyright © 1971, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.