特集 教務主任
私の教務での一日
現状打開の鍵は制度に
阿部 寿満子
1
1岡山大学医学部付属看護学校
pp.36-39
発行日 1968年7月1日
Published Date 1968/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906037
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○月○日(木)
今日は早出のため時前病院の門を入る。幸いアパートから歩いて2分のところ,そして門を入って8分で看護学校につく。務めの人たちはみんな忙しそうに足を運んだり車を走らせている。病院で働いているナースの何人かもマイカーでの御出勤,つくづく世の中も進歩したものだと思う。そんな中を私は,一人悠然と緑につつまれた病院構内を初夏の陽ざしを浴びながら,最南端にある学校へと足を運ぶ。学校に着けばいろいろな仕事が待っている。学校に着くまでせめてものやすらぎである。
8時 校舎に着く。まつ教務室の窓を開けよどんだ空気を追い払い,快よい冷水で室内の小拭きをする。続いて講師の接待のためのお湯をわかす。
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