特集 教務主任
私の教務での一日
校務分掌の確立が急務
田辺 チドリ
1
1国立栃木病院付属高等看護学院
pp.33-35
発行日 1968年7月1日
Published Date 1968/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906036
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はじめに
20年間続いた看護婦学校指定規則がこの4月より改正されたことは,看護教育における大転換期であり,一歩前進と理解するものである。当学院はその指定規則と共に歩み,昨年創立20周年を迎え,すぎし足跡をふりかえる機会に恵まれました。講師,卒業生よりの20周年に寄せられた「想い出」の文を読み一年また一年と変化してきたことをしみじみと感じた。創立当時数年,不安定な社会状勢の中で,生活の基盤である衣,食,住の不自由な環境から,近代建築化された病院での臨床実習など,教育環境が整備されてきた現在を思うと,当学院も非常に発展していることがうかがわれる。
創立以来変らないのは「教務主任」という職名である。職名は一つのアクセサリーで,なんでもよいと思う時もあるが,立国病院においては「○○主任」と名のつく職種が他にもあり,特に事務系統の主任とは大変まぎらわしく,庶務主任宛の文書が時々学院にまいこむことがある。このようなことからも,国立病院療養所附属高等看護学院教務主任協議会では,教務主任の名称改正を昭和39年より再々関係官庁に要望しているが,いまだに改正されない。
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