石垣純二先生の質問に答えて
現状打開の原動力は第一線に求めるしかない
橋本 正己
1
1国立公衆衛生院
pp.12-14
発行日 1964年11月10日
Published Date 1964/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203240
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かなり基本的な相違があるようです
この度の公衆衛生学会第6分科会シンポジアムにおける私の発言についての先生の公開質問状,ただ今ありがたく拝見致しました.きわめて限られた時間のもとにおけるあのような場での意見の交換は,ことばというものの不便さも手伝って,しばしば参加者はもとより,当事者の間にすら発言の意図に反した誤解を生じやすいことを考え,私としても気がかりになっていたところで,このような機会を与えられたことを感謝するしだいです.
しかし,問題はことばや表現のズレだけでなく,先生も文中で指摘しておられるとおり,問題解決(現状打開)へのとりくみ方について,かなり基本的な相違があるように考えますので,この機会にその点についても卒直に私の考えを申し上げ,先生の御批判を得たいと存じます.
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